ちょっと調子が良くなってくると、1日の初めに楽器を手にした瞬間からハイトーンを吹いたり、大音量で吹いたりしてしまうものですが、必ずその後はものすごく調子が悪くなってしまいます。その度にウォームアップの重要性について考えるのですが、なかなかいい方法というものを見つけられません。プロ奏者であれば、そのための時間をきちんと取る事ができるのでしょうが、アマチュアで社会人ともなると、毎日決まった時間練習することが難しくなってきます。そういった状況で効率的なウォームアップ方法はないものか、こだわって研究していきたいと思います。
唇、歯の大きさ
小さいマウスピースを当てて演奏する楽器だから、すごく影響がありそうな部分なんですが、人によって随分意見が違うようです。「全然関係ない」「唇の厚さ、前歯の長さでマウスピースの大きさは決まる」正反対の意見が普通に議論されています。原因は大きさに関係なくすばらしいプレイヤーが存在する事でしょう。ならば関係ないのか?しかし、「関係ある」というすばらしいプレイヤーも存在するので、「関係ない」と言っている人たちは影響のない大きさ・長さなのではないでしょうか?一つ言えることは、「関係ある」という仮説から奏法改善にアプローチするというのもアリでは?ということです。最も重要と思われる「必要最小限の力」に大いに関係してくるので・・・
バック トランペットマウスピース 1
バックトランペットマウスピースの中では一番大きいサイズのマウスピースです。でも、正直、これはあまり良い印象はありません。とにかくデカいです。カップもかなり深いので、ジャンルを選べばいい音色が出せるでしょう。内径・深さが大きすぎるので、かえって音量は小さくなる傾向でした。モダンジャズとかだと合うかな?吹き始めの第一印象は「苦しい」
バック トランペットマウスピース 1C
1-1/2Cと同じくらいの人気マウスピースでしょうか?これもかなりの人気の様です。1/2とはいえ、当てた時の大きさの違いはかなりあります。リム形状が違うようで、それも感触の違いの原因でしょう。こっちの方が若干フラットリムの感触です。特徴は、とにかく大きい事に伴う音量・響きのでかさです。7~80人くらいの編成の吹奏楽団でも十分通用する響きがあります。それだけに、きつくなる度合いも大きいです。
バック トランペットマウスピース 1-1/2C
これもバックの中でも大人気のマウスピースで、有名なプロ奏者も数多く使っている(と言われている)マウスピースです。しかし、今現在新品で入手可能なものと、以前の物とは少し違うという話も聞いた事があります。リムが薄くて丸みが強いせいか、痛くなって長時間吹く事ができません。
それ以前に、最近のバックのマウスピースって響きが良くないような気がするのは私だけ?なにが違うんだろう・・・
バック トランペットマウスピース 2-1/2C
2Cよりもほんの少しだけカップ内径が小さいマウスピース。それ以外の特徴は余りありませんが、リム形状がフラット気味で、エッジがきついような気がします。長時間吹いていると痛くなります。
バック トランペットマウスピース 3C
いまさら説明の必要が無いほどのマウスピースでしょう。非常にバランスのいい大きさで、内径・深さのバランスはこれくらいが理想ではないでしょうか。
バック トランペットマウスピース 3E
バックの3番は結構人気のあるサイズなようで、私の周りでも使用者は多いです。しかし、Eサイズのカップを使う人はほとんど居ないでしょう。内径はそのままで、カップの深さを極限まで浅くした物ですが、カタログにはピッコロトランペット用と書かれていた記憶があります。
このマウスピースを吹けるのは、唇のすごく薄い人に限られるでしょう。私の場合はカップの底とか内側に唇が触れてしまうので、そもそも音が出ません。
バック トランペットマウスピース 5B
これも、標準的と言われるマウスピースです。カップの大きさはほぼ7Cと同じですが、リム形状の違いで、人によっては7Cよりも小さく感じる場合がありそうです。(私がそうです)。カップの深さは、5Cよりも気持ち深いくらいで、5Aとは明らかに違います。正直、5Cとの明確な違いが分からないので、あとは好みの問題でしょう。
ちなみに、私はこのサイズのメガトーンを持っていたのですが、ただ外観と重さが違うだけかと思っていたら、ボアのサイズも違っていたのですね。確かに、ただ重くしただけだと、抵抗感ばかり大きくなるので、ちゃんとバランスをとってボアの大きさを決めているようです。当たり前なんですがね。
バック トランペットマウスピース 5A
カタログにはコルネット用と書かれていたような記憶があるのですが、ちゃんとトランペット用も存在します。しかも、コルネット用と同じカップのようです。トランペット用としてはかなり深いカップなので、響きは柔らかいです。しかし、抵抗感が少ない為、高音が当たりにくいという欠点もあります。