演奏会の反省_2015-02-01

如何に効率よくアップできるか、事前の準備が出来るか、今回もその課題に直面しました。基本的にはウォーミングアップには必要以上の時間が欲しいのですが(体的にも、気持ち的にも)得てしてアクシデント・ハプニングというのは起こるものです。

予定していたアップ時間を殆ど使えず、本番突入、しかも最初はTpパートだけのファンファーレ、Esのロングトーンからという結構きつい条件でしたが、何とか乗り切りました。

金管アンサンブルも、横一列の並びという悪条件ながら気になるミスもなく、課題にしてた低音も無事に演奏でき、自分としては満足です。

ただ、合奏としてのクオリティは?・・・

音色の向上、フレーズ感の向上は永遠の課題として取り組んで行きたいです。

去年は謎の唇荒れに悩まされていたので、今年は格段に気持ちよく演奏できて良かったです。

本番でのパフォーマンスを上げるには

明日は本番があります。バンドでの演奏が10分程と、金管10重奏で「猫組曲」です。

いつも、本番ではその時の最高のパフォーマンスが発揮できるよう準備して望むのですが、なかなか理想の形にはなりません。

これは、どんな演奏会でも同じで、例え町内会のお祭りだろうと、吹奏楽コンクールだろうと一緒です。

ようやく、ここ数年では変な緊張感で本番に臨むことはなくなりました。案外落ち着いて、冷静に自分の状態を観察できていると思います。

第一の理由としては、「レッスン」だと思います。いつもレッスンの時は緊張するし、先生の前ではダメダメだし、少ない自身を無くしそうになりますが、プロに教えられた奏法だと思えば、逆に自信になってきました。

いままでは、自己流だったので、どこかで「このやり方で合っているんだろうか?間違ってはいないだろうか?」という不安感が有りました。今は「練習法・奏法には問題ない。後は自分自身のパフォーマンス次第」という気持ちで居られるので、不安感はあまりありません。

第二に、難しいフレーズ、難しい指の箇所は「理想100回練習」を実践しています。とにかく、体に染み付くよう、無意識で体が動くよう、不安な箇所は何回も繰り返し練習します。この練習のポイントは、「成功回数100回」であって、なんでもかんでも100回では意味がありません。

無意識で体が動く事は勿論、「あんなに練習したんだからきっと大丈夫」という精神面でのメリットもあります。

やはり、地道な練習が一番大事です。

マウスピースのボアの違い。

先日、Bachスペシャルマウスピース3Cを購入しましたが、その際、スロート(ボア)サイズを決めかねたので、思い切って2本購入しました。

リム・カップは3Cでスロートサイズを#25と#26の2本にしました。

スロートサイズの違いは、

一般に、スロートが太いと吹奏抵抗は小さくなり、スロートが細くなれば吹奏抵抗は大きくなります。また、
スロートが細いほど息のスピードが上がります。これはホースで水を撒く際、ホースの先端をつまむと水の勢
いが増すのと同じです。しかし、スピードが上がるから細いスロートが良いということではありません。 『流
速が上がれば圧力が下がる』という「ベルヌーイの定理」というものがあります。この定理をマウスピースの
スロート部で起こる現象に当てはめると『スロートを細くすることにより流速が上がれば、音圧が下がる』つ
まりは「細いスロートでは大きな音が出ない」と言えます。逆に言えば『スロートを太くすれば流速が下がり、
音圧が上がる』つまり、「太いスロートでは大きな音が出る」のです。

と、一般的には言えると思いますが、素人がホームセンターでドリル買ってきてゴリゴリ穴を広げても、絶対に良くなりません

むしろ、抵抗が増えて吹きにくくなって、さらに雑音が混ざるようになります。(体験談)

やはり、きちんとした工房なり、メーカーに依頼するのが確実です。これで何本のマウスピースを文鎮にしたものか・・・

#25と#26というと、標準よりも0.08ミリから0.15ミリほど太いということなんですが、「かなり」違います。

普段「息が詰まる感じがする」人ならば詰まりがなくなって鳴りやすくなると思います。ただ、ばて易くなります。

毎日ちゃんと練習してればさほど問題ないとは思いますが、サボるとかなり効きます。

この太目のボアと#24のバックボアの組合せは、かなり気持ちのいい鳴りを体験出来るので、ブレスの練習をきちんとしている人は是非吹いてみて欲しいです。

おかげで、ブレゼルとかアルティザンとかバックボアの太いマウスピースばかり集めるようになってしまいました。

トランペットの音のイメージ

プロ奏者の音を間近で聞くようになって、トランペットの音のイメージが若干変わりました。

今までは、CDとかDVD等の音がイメージの元になっていたのですが、そのイメージのまま楽器を吹こうとすると、かなり力んだうるさい音になるような気がするのです。もちろん、輝かしい、明るい音色である事に変わりはないのですが、実際は、もっとソフトなふわっとした感じがベースになると思うのです。

 

レッスンでは、リラックスした息の使い方と発音方法をしつこく何度も繰り返します。息のスピードは確保しつつ、太く、自然なブレスの練習を基本としています。一見矛盾しそうなこの練習にはあのCDの音のイメージが邪魔になるのです。

大きい音も、高い音も、この息の状態がベースになるため、毎日、必ずこの練習をするよう師匠から言われています。

やはり、理想は間近でプロの音を聞き、記憶すること、そのイメージが崩れないCD等を何度も聞き、頭の中のトランペットの音を定着させる事。だと思います。

私が今の所理想としているCDはこれこれです。結構レッスンの時のような感覚になれます。

低音域は苦手

もう何度目になるか分からないけど、また「三匹の猫」組曲演奏します。

今回は初めてフリューゲルパートを演奏する機会があるので、それが楽しみ。

結構フリューゲル好きなんです。

しかし、「クラーケン」は低音が難しい・・・

2ndなんでまだましだけど、3rd、4thともなると、バス・トランペットの方が良かったんじゃ?という程の低音。

どうしてもオーバーブローしてしまう癖があるため、低音は苦手です。これでも以前よりはかなりマシになったんですけどね。

音色の変化

レッスンの成果が徐々に出てくるようになり、息のスピードを保つ事が出来てるように感じる今日此の頃です。

マウスピースについては、ティルツ5Cを中心とした5系の物でほぼ満足していたのですが、偶然、マウントバーノンバックをコピーしたという1-1/2Cを吹く機会がありました。

1-1/2Cという割と大きめなマウスピースだったのですが、結構吹きやすく、少々驚きました。

仕様を確認したら、アンダーパーツはスロート#26バックボア#24となっていました。

そこでふと思ったのですが、「アンダーパーツの影響ってかなり大きいのでは?」
そういえば、今サブで使ってるマウスピースも、世界的マウスピース職人の亀山さんにスロート・バックボアの改造してもらった物だし、プロの奏者でアンダーパーツをカスタムしてつかってるって記事読んだことあるし、大いにありえるな。と思ったのです。

それから、いろいろなマウスピースを試していますが、いろいろ分かってきました。
現時点で分かった事は、

1.音色の変化は大きい。
2.息の通りがよくなる。
3.すぐばてる。
4.しっかり息を使わないと鳴ってくれない。

でした。やはり、基本がしっかり出来てないとダメだということが分かりましたが、それが出来る場合、得られる物は非常に大きいと思います。

ブレゼルマイヤー マウスピース

ロータリートランペットで有名なブレゼルマイヤーです。

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カップサイズはBachの3Cくらいです。極端に浅くもなく、深くもなく、中庸といったところでしょうか。

ただ、スロートとバックボアは大きく違います。スロートは#25くらい、バックボアはおそらく#24と同程度か大きいかもしれません。

このアンダーパーツにより、吹き心地・響きはかなり違ってきます。最初はかなり驚きましたが、慣れてくると心地良くなる響きです。

ただし、かなり息が取られるので、しっかり息を使った吹き方が出来ないと鳴ってくれないと思います。しかも、疲れます。

タンギングの肝

タンギングは音色・フレーズの重要な要素で、あらゆる表現の根幹だと思います。全ての表現のイメージを作っておいて、適切なタンギングが出来るように常日頃訓練するのが肝要です。

でも、肝心な事柄が間違っているとどうにもなりません。

私も、なかなかそれに気付かなかったのですが、ようやく分かりかけてきました。それは、

タンギングで重要な事は息の流れである。です。

舌の事ばっかり考えてもあんまり上手くいかない時でも、たっぷりとした息としっかりしたイメージさえあれば上手くいくのです。

耳が悪いのか?

どうも五線上第一線辺りからピッチが悪い。ついでにE♭でノイズが入る。1番管の抵抗に合わせられないのかな?なんとかしないとひどい状況。

でも、こういう時に小手先の方法で対処するのは間違い。まずは自分の耳と音感を疑うべき。

音程は奏者自身が作るのが基本だから。

その上で息の使い方でピッチを合わせないとだめ。音色が作れないから。

シンプルに、基本に忠実に。

下唇の扱い

最近は唇のセットにはあまり神経を使わなくなってきたのですが、1つだけ常に考えてる点があります。それは、下唇のセット方法です。

どうやら、下唇の力を抜きすぎると、音色とか音域とか全般的に良くない傾向になる気がするのです。ウォームアップに時間をかけてもなかなかいい感覚にならないのです。

やはり、振動の主な部分は上唇のようだし、下唇はその邪魔をしないよう、息の流れの支えのために、コンパクトにセットするべき、と言うのが最近の注意点です。