ヤマハ 16B4 NC

ジャズトランペット奏者である「中川喜弘」さん考案のマウスピースです。

ヤマハ16B4をベースにリム、カップを加工して吹きやすいマウスピースになっているそうです。

というのも、ノーマルの16B4との違いが非常に判りにくかったのです。吹いた感じも違いが分からず色々試行錯誤しました。

この手のマウスピースについては賛否両論があると思いますが、少なくとも道具や吹き方について理論的・経験的に考えるきっかけとなったことは非常に有意義でして、このマウスピースと中川師匠との出会いがなければラッパ吹き辞めてたかもしれません。

今は使っていませんが、そういう理由で大事にしまっておきたいマウスピースです。

ヤマハ ハグストロム・モデル

シカゴ交響楽団の奏者である、ジョン・ハグストロムさんのシグネチャーモデルです。

非常に特殊な形状のマウスピースでして、カップの口径はバックの8から10くらいですが、リムから下は外側に大きくえぐれていて、カップ容量はバックの2か3くらいありそうです。スタミナ対策をとりつつ音量を落とさないように工夫した形状だそうですが、確かに小さいのに響きが豊かなのは不思議な吹き心地です。バックボアも#24のシンフォニーみたいなので、大編成でバリバリ鳴らすような状況で多いに使えそうです。

Breslmair Mod. Willenberg

何か変わったマウスピースが欲しくて「ウィーン・トランペット研究会」さんにバック3C程度でおすすめを選んでもらったマウスピース。

スロート・バックボアが横ラッパ(ロータリートランペット)仕様なのか、吹き心地が全然違います。カップはバック3Cとほぼ同じですがアンダーパーツのお陰か全く違う響きがします。ただ、ちゃんと息を使って吹かないとあっという間に吹けなくなりそう。でも魅力的な響きで使いたくなるマウスピースです。

JET-TONE STUDIO 1S

ハイトーンと言えば「JET-TONE」と言う程有名なメーカーで、ハイトーンプレイヤーに愛用者が多いメーカーなので、1度は使ってみたいと思っていました。

が、

浅すぎる。非常に浅すぎる。カップの底に唇が当たってしまう。吹き方に問題があったのかもしれませんが、僕は使えなかったです。綺麗なまま売りに出せました。

Scott Laskey 60B #25

これも既に売りに出してしまい画像がありません。

全体的な形状としてはバックだと5Cくらい。ただ、リム形状が特徴的で、リム内径側のエッジがキツイというかカップ側にまっすぐ落ちてる形です。

吹いたときに内側に干渉しなくていいかと思いましたが、なぜか吹きにくかったので早々に諦めました。

stork  VACCHIANO MODELS

既に売ってしまったので画像がありませんが、外見が特徴的なマウスピースで、ニューヨーク・フィルハーモニックで首席を務めていたウィリアム・ヴァッキャーノさんが開発したマウスピースです。

外見以上に特徴的なのがカップ形状でして、所謂「ダブルカップ」になっています。上部が浅く、スロートにかけて深くなっています。音色を考えつつハイトーンや響きに特化したと思われる形で、明るい音色です。

何となく楽な気がして結構使ってましたが、プロのレッスンで「もうちょっと深いほうがいいね」と言われてしまったので使うのやめてしまいました。

ヤマハ EM2

ラッパ吹きならお馴染みの「エリック・ミヤシロ」モデルの大きい方です。

大きい方と言ってもかなり小さいです。バックで言うと9か10くらいでしょうか?カップも浅く、おそらくスロートも細いと思われます。所謂ハイトーンモデルですが、

ただ小さいマウスピースにありがちな吹き辛さが少ないマウスピースです。リムの形状にポイントがあるみたいで結構吹きやすく出来てます。

もう一回りくらい大きいモノ出してくれたら即買いなんだけどな。