Bach Artisan Collection

先日、吹かせてもらえる機会があったので、軽くインプレ。

B♭管でしたが、同じバックとは思えないような吹き心地でした。

まず、抵抗感が小さい。確か、薄肉のベルで形状も少し違うはずという知識はあったのですが、ここまで違うか?という程でしたね。180MLに慣れた私としてはかなり戸惑いましたが、ここは人により評価が分かれるでしょう。

それと、「フレンチビード」がここまで影響あるとは思いませんでした。物凄く自分の音が聞こえます。オーバーブロウを防げそうだしあれはいいかも、でした。

真鍮製のバルブガイドは持ってるのである程度分かっていましたが、あの楽器と合わせると結構派手な音になるのでは?ポップスとかジャズではいいかも。

今の印象としては「アメリカ物限定かな?」メーカーがアメリカだから当たり前か。ヨーロッパ風の曲には合わないんじゃないかな?

タンギングの肝

タンギングは音色・フレーズの重要な要素で、あらゆる表現の根幹だと思います。全ての表現のイメージを作っておいて、適切なタンギングが出来るように常日頃訓練するのが肝要です。

でも、肝心な事柄が間違っているとどうにもなりません。

私も、なかなかそれに気付かなかったのですが、ようやく分かりかけてきました。それは、

タンギングで重要な事は息の流れである。です。

舌の事ばっかり考えてもあんまり上手くいかない時でも、たっぷりとした息としっかりしたイメージさえあれば上手くいくのです。

耳が悪いのか?

どうも五線上第一線辺りからピッチが悪い。ついでにE♭でノイズが入る。1番管の抵抗に合わせられないのかな?なんとかしないとひどい状況。

でも、こういう時に小手先の方法で対処するのは間違い。まずは自分の耳と音感を疑うべき。

音程は奏者自身が作るのが基本だから。

その上で息の使い方でピッチを合わせないとだめ。音色が作れないから。

シンプルに、基本に忠実に。

ピッチの上ずり

五線の上辺りからピッチが高くなる傾向があります。おそらく締めてしまってるのが原因だと思ってるのですが、周りと合わせにくいので困っています。

閉めすぎかと思い、緩めてみるのですが、今度は音そのものが出なくなるので、原因がつかめていません。

それと、最近の曲で下加線のドのピッチも高い傾向なのです。もしかしてチューニングの時に緩んでいるか、あわせ方が悪いんでしょうか。

なかなか難しいものです。

下唇の扱い

最近は唇のセットにはあまり神経を使わなくなってきたのですが、1つだけ常に考えてる点があります。それは、下唇のセット方法です。

どうやら、下唇の力を抜きすぎると、音色とか音域とか全般的に良くない傾向になる気がするのです。ウォームアップに時間をかけてもなかなかいい感覚にならないのです。

やはり、振動の主な部分は上唇のようだし、下唇はその邪魔をしないよう、息の流れの支えのために、コンパクトにセットするべき、と言うのが最近の注意点です。

ペース配分

結構ハードな演奏会が終わりました。結果としては、今までよりはまともな結果となったかな。

どうも、前日とか午前中に吹きすぎる傾向が強く、肝心の本番でエネルギー切れになることが多かったので、今回はなるべく吹かないようにしてみました。

本番でのエネルギー切れは回避できましたが、若干アップ不足の傾向となってしまい、なかなか難しいものだと改めて感じる結果となりました。まあ、でも、本番で音が出ない結果よりははるかにましだったかなと前向きにとらえるようにします。