マウスピースの形

音色、音域、耐久性すべてに関係する「上唇の脱力」これを行うために重要なのが、マウスピースの形だと思うのです。

上唇の力を抜くと、かなり微妙な量ですが、カップ内に唇の一部が接触します。というか、接触しているような感覚になります。体力も、エアーも十分あるはずなのに、何故か音が出なくなる。すごく悩んだのですが、もしかしてということで、カップ内がえぐれてるタイプのマウスピースを試してみたら、なかなかいい感触です。

今は、ティルツの5Cとラスキーの60Bを試しているのですが、今までよりはかなり吹きやすいのですが、ラスキーではまだ引っかかる感じが残ります。ラスキーの方がえぐり量は多いはずなのに・・・そこで気になったのはリムの形です。

ラスキーはかなりフラットなリムだと思います。なので、リム内側がやや角ばっていると思うのです。ティルツは少し丸い感じがします。でも、バック1-1/2C程ではないでしょう。

お金は掛かりますが、このように少しずつ理想のマウスピースに近付いていければ、投資した事が生きるのですが。

マウスピースの当て方

よく、「マウスピースは自分の吹きやすい位置に当てる。中央に拘らなくてもいい」ということを聞きますが、はたしてそうでしょうか?

多分、程度問題だと思うのです。ジャズトランペッターのジョンファディス氏は歯の関係でかなり横にずらして当てているということで有名ですが、よくよく見てみると、唇のほぼ中央に当たっています。歯に対してはずれているかもしれませんが、唇の中央に見えます。

ということは、やはりできる限り中央がいいのでは?

私も、今まで5~6ミリほど左に寄っていましたが、中央にあてて吹いてみることにします。