プロ奏者の音を間近で聞くようになって、トランペットの音のイメージが若干変わりました。
今までは、CDとかDVD等の音がイメージの元になっていたのですが、そのイメージのまま楽器を吹こうとすると、かなり力んだうるさい音になるような気がするのです。もちろん、輝かしい、明るい音色である事に変わりはないのですが、実際は、もっとソフトなふわっとした感じがベースになると思うのです。
レッスンでは、リラックスした息の使い方と発音方法をしつこく何度も繰り返します。息のスピードは確保しつつ、太く、自然なブレスの練習を基本としています。一見矛盾しそうなこの練習にはあのCDの音のイメージが邪魔になるのです。
大きい音も、高い音も、この息の状態がベースになるため、毎日、必ずこの練習をするよう師匠から言われています。
やはり、理想は間近でプロの音を聞き、記憶すること、そのイメージが崩れないCD等を何度も聞き、頭の中のトランペットの音を定着させる事。だと思います。