マウスピース選考その2

前出の選択方法からすると、例えば、エリックモデルのマウスピースも浅い割りに吹きやすく感じます。そうすると、ラスキーは吹きやすいはずなんですが、なぜか吹きにくかったです。多分、リムが平らすぎるんでしょう。こうなってくると難しいです。

一時期片っ端から中古MP買って試したことがあります。吹きにくかったらまた売って、また色々買って・・・

そのときは中古屋さんには大変お世話になりました。今はほとんどそういう吹き方はしていません。

最近のマウスピース選考

最近の使用マウスピースは、主にバック6C,2Cとティルツ5Cです。共通点はリムからカップにかけて、まっすぐに落ちているということです。

バックで言うと、3Cとか1-1/2Cなど割と人気のモデルは、リムからカップにかけてのショルダー(って言うのかな?)部分がなだらかな形状なんですが、2C,6C系は最初まっすぐに落ちてます。すべて当てたときの唇の感覚ですが。

ショルダーがなだらかな場合、唇が微妙に触れる感覚があるのですが、このために音が止まってしまうのです。

とりあえず、今使ってるモデルで大きな問題は出てこないのでリムは当分これで行きたいです。あとはカップとバックボアでしょうか。

スタミナについての考察

トランペット吹きにとってスタミナは永遠の課題だと思うのですが、最近の練習で少し考え方が変わってきました。

以前は1日吹ききるだけのスタミナが必要と考え、「鍛える」事を念頭に練習してきましたが、近頃は演奏可能エネルギーはあんまり増えたり減ったりしないという考えになってきました。

ならば、なるべく無駄遣いしないような奏法を目指そうと練習・研究しています。そのためのアプローチとして「ウォームアップ時間の短縮」に取り組んでいます。

ウォームアップは必要という考え方は変わりませんが、なるべく短くするよう工夫したり、奏法を研究することは、無駄なエネルギーを使わない、無駄の少ない奏法の追求になると思うんです。

私の師も朝一でいきなりすばらしい音を出すので、きっとこの考え方は間違っていないと思うのです。

練習の必需品

賛否両論あるとは思いますが、私は練習用ミュート使ってます。とは言っても、何でもいいと言うわけではないので、私のおすすめミュートを紹介します。

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左側はウォレスコレクションのプラクティスミュート。アダムラッパが勧めてるミュートで、ステムが付いてて、抵抗や音量を調節できます。これは凄く良いと思います。気分で抵抗を変える事が出来るので、悪い影響を極力減らせると思います。ただ、難点は価格です。1万円弱かかるので、それに抵抗のない人向けですね。
右側はネットで調べて自作したコーヒー缶ミュートです。抵抗感とか音程はウォレスコレクションとほぼ変わらず、費用は500円以内で作れます。弱点は見た目と出っ張りでしょうか?
どちらにしても、使うコツは唇の感覚に神経を集中することです。音を気にしてはいけません。唇の感覚が普段と同じようになるよう、神経を使えば練習の成果が出るでしょう。

リードを支える

振動体である唇は常にフリーで振動しやすい状態になっていなければなりません。そのためには唇周辺の筋肉でしっかり支えなければなりません。

矛盾している事のようですが、力を抜かなければならないのは振動部分のみで、それ以外はしっかり支えることが重要なのです。

「リラックス」と言って顔全体、または体まで力を抜いてしまい、結果締りのない音になってしまう演奏を見かけます。自分もそうでした。逆に全身に力を入れて、まるでボディビルのように楽器を吹く人も居ります。

適度な力と適度なリラックス。やはり「バランス」がもっとも重要なことなのです。

息の圧力

非常に誤解しやすい事なのですが、息の量と息の圧力は扱いが全く違うのです。そして、最初に気を付けるべきは「息の圧力」だと思うのです。

正しい音の出し方が身についていれば、息の量を調節することで音量の変化を付けることが出来ますが、息の圧力は常に確保しなければならないと思います。弱弱しい息では弱音でも弱々しい音しか作れないでしょう。やはり、ppでも適切な息の圧力は必要なのです。

やはり基礎が大事

やはり、基礎がしっかりしてないと駄目と感じたので半年前からレッスンに通ってます。最近ようやく成果が現れてきたような気がするので、忘れないためにも記録していきたいです。

趣味でやっているのに、もうプロになれるわけでもないのに、本当に真剣にレッスンしてくれる師匠には感謝しかありません。しかも結構厳しいです。

マウスピースの形

音色、音域、耐久性すべてに関係する「上唇の脱力」これを行うために重要なのが、マウスピースの形だと思うのです。

上唇の力を抜くと、かなり微妙な量ですが、カップ内に唇の一部が接触します。というか、接触しているような感覚になります。体力も、エアーも十分あるはずなのに、何故か音が出なくなる。すごく悩んだのですが、もしかしてということで、カップ内がえぐれてるタイプのマウスピースを試してみたら、なかなかいい感触です。

今は、ティルツの5Cとラスキーの60Bを試しているのですが、今までよりはかなり吹きやすいのですが、ラスキーではまだ引っかかる感じが残ります。ラスキーの方がえぐり量は多いはずなのに・・・そこで気になったのはリムの形です。

ラスキーはかなりフラットなリムだと思います。なので、リム内側がやや角ばっていると思うのです。ティルツは少し丸い感じがします。でも、バック1-1/2C程ではないでしょう。

お金は掛かりますが、このように少しずつ理想のマウスピースに近付いていければ、投資した事が生きるのですが。

ハイトーン

シラブルを意識しながら、如何にしてハイトーンを出すか?しかも楽に。

普通に考えると難しいテーマですが、意外なところに答えがあるのかもしれません。

少々インチキな方法ですが、シラブルを意識したいい響きのまま、楽器の角度を上げる、若しくは顔の角度を下げる。

楽器(顔)の角度に合わせて下顎を前に出す(あくまで角度に合わせる)、舌も合わせる。すると、息を出す方向は上のほうになるはず。するとどうでしょう?いきなり高い音が出るはずです。

高い音を出すように試してみると、普段よりずーっと高い音が出ませんか?

あるサイトで見つけた方法なのですが、この方法で私はG(+3)が出てしまいました・・・
少々ファルセット的な音ではありますが、確かに出たのです。たぶんダブルHigh Bも出たでしょう。
(一瞬だったのでよく分からない・・・)

これがどういうことか、もしかすると、自分が吹きやすいと思っている角度と本来の角度は違うのでは?息を出す方向をコントロールするのか?

いろいろ疑問点が出てきます。ただ、ひとつ言える事は、「私でもハイトーンは出せる!」これです。

非常に大事です。またまたやる気が沸いてきました。

いつか、「マッカーサーパーク」(エリック版)を完全コピーしたいです。

シラブルと使い方

アンブシュアをパッカー気味にすること、シラブルを意識して最も効率的な息の使い方と響きを意識する事で、だいぶ楽に吹けるようになってきました。

意識が唇周りにあると、どうしても力が入ってしまい、バテの原因となってしまいます。

どちらかというと、響きに意識を集中する感じにすると力が抜けていい感じになっているようです。

意識するポイントを変えるだけでも、かなり変わるようです。