スタミナについての考察

トランペット吹きにとってスタミナは永遠の課題だと思うのですが、最近の練習で少し考え方が変わってきました。

以前は1日吹ききるだけのスタミナが必要と考え、「鍛える」事を念頭に練習してきましたが、近頃は演奏可能エネルギーはあんまり増えたり減ったりしないという考えになってきました。

ならば、なるべく無駄遣いしないような奏法を目指そうと練習・研究しています。そのためのアプローチとして「ウォームアップ時間の短縮」に取り組んでいます。

ウォームアップは必要という考え方は変わりませんが、なるべく短くするよう工夫したり、奏法を研究することは、無駄なエネルギーを使わない、無駄の少ない奏法の追求になると思うんです。

私の師も朝一でいきなりすばらしい音を出すので、きっとこの考え方は間違っていないと思うのです。

練習の必需品

賛否両論あるとは思いますが、私は練習用ミュート使ってます。とは言っても、何でもいいと言うわけではないので、私のおすすめミュートを紹介します。

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左側はウォレスコレクションのプラクティスミュート。アダムラッパが勧めてるミュートで、ステムが付いてて、抵抗や音量を調節できます。これは凄く良いと思います。気分で抵抗を変える事が出来るので、悪い影響を極力減らせると思います。ただ、難点は価格です。1万円弱かかるので、それに抵抗のない人向けですね。
右側はネットで調べて自作したコーヒー缶ミュートです。抵抗感とか音程はウォレスコレクションとほぼ変わらず、費用は500円以内で作れます。弱点は見た目と出っ張りでしょうか?
どちらにしても、使うコツは唇の感覚に神経を集中することです。音を気にしてはいけません。唇の感覚が普段と同じようになるよう、神経を使えば練習の成果が出るでしょう。

唇の事を意識しすぎない

思い通りに音が出ない、いい音が出ないなどなど・・・常に悩みの尽きないラッパ奏者の最大の悩みは「唇」ではないでしょうか。

でも、先日のレッスンで「唇はただの肉の塊だから意識しすぎないように」「声を出すとき声帯のことを考えて声を出してる?」というアドバイスで色々気づきました。

ケアをするのは当然のこととしても、必要以上にあれこれ考えるのは無意味なのかもしれません。だって、一番重要なのは息の使い方なのだから。

イニシャルアタック

音の出だしが安定しない。詰まったり、破裂音的なアタックになる。
師匠にもらったアドバイスなどを参考に色々試したところ、一つの解決法が生まれたかも。
多分原因は舌先が暴れることらしい。舌先は下歯の裏に固定するのがいいのだけど、どうやら無意識で浮かせているらしい。
その辺を気を付けて、ブレスの一連の流れで吸った後に舌先をセットする動きを試した所、無理なく発音出来るようになった。
タンギングに悩んだら、舌先の動きを気にして見るのもいいのかも。

金メッキマウスピース

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試行錯誤してサイズが決まったマウスピースは最終的に金メッキを使うようにしています。音色に影響はないと思いますが、口当たりが良くなり、吹きにくさが減るような気がします。
金属アレルギーにも良いということも聞くので、お勧めです